酔っ払う理由

下戸の人はともかく、お酒を飲むと、たいがいの人は
気持ちがよくなります。つまり、お酒に酔って陽気にな
るわけです。それはアルコールによって脳細胞に麻痺が
始まっているためです。
私たちの脳は、通常、理性(大脳新皮質)が本能(大
脳辺縁系)を包み込んでいます。つまり、本能の暴走を
理性が抑え込んでいるわけです。
しかし、ビール大ビンー本程度のアルコールが体内に
入ると、それまで仕事で嫌な思いをしていても、気分が
爽快になってきます。それは、理性をつかさどる前頭棄
に軽い麻痺が始まり、私たちが本来持っている本能が現
れてくるからです。
そして、30
分でビール3本飲むと、ほろ酔い気分にな
り、理性の麻痺は頭頂葉にまで広がります。その結果、
理性で抑えられていた本能のタガが完全に外れ、自制心が薄れて大胆になり、気分がハイになってきます。お酒のメカニズムを解明するそして、この状態では、運動能力が低下します。そこで、『あるある』では、しらふの人とほろ酔い気分の人を対象に、反射神経とバランスの実験をしてみました。1人はじらふのままで、2人にはお酒を3合飲んでもらいました。まずは、ランプが光った瞬間にジャンプする反射神経の実験。そうすると、しらふの人は0。2秒で反応。ほろ酔いの2人は、0・4?Oo6秒とかなり遅れて反応しました。次はバランステスト、日をつぶつて立ったとき、身体の中心がどのように傾ぐかを調べました。しらふの人は当然ながら、ほとんど体が傾きません。しかし、ほろ酔いの2人は、大きく左右に傾きました。これを見ても、プレーキをふむタイミングの遅れが重大事故につながる飲酒運転が禁止されている理由がわかります。